インナーチャイルドセラピーの中で、子供の頃の自分が極端に悲しい体験や
つらい体験を思い出し、その悲しみや痛みでいっぱいになってしまう事があります。
その時に感じていた悲しみは今のあなたの悲しみではない
という事を理解し、悲しみから少し距離を置いてみてください。
そのインナーチャイルドを思い出すのは、
今のあなたにとって重要な事だと私は思うのです。
これまでずっと隠されてきたものが表面にでてきて、
初めて自分で認識することができたのです。
それはあなたが意識していなかったとしても、
そのエネルギーがあなたのまわりにある(あった)ということです。
悲しみでいっぱいのインナーチャイルドがあなたの中にいる時は、
その悲しみが今もあなたと一緒にあることになります。
でも、それは今のあなたにはもう必要ないことです。
すべてを解放してあげることです。
インナーチャイルドの感じていた気持ちや感情を
「もう自分のものでない、必要ない」、というふうに感じてみるのです。
そのような悲しみや恐れの感情を持ったままでいると、同じ事を今も起こしてしまいます。
潜在意識は自分が怖れているものを引き寄せてしまうものです。
もし、自分はいつも攻められているという観念をもっていたとすれば、
絶えずそれを証明するような状況を自分に引き寄せる事になります。
その感情はもうあなたには必要ないものです。
「自分のものでない」と感じてください。