病気になった時、炎症という言葉をよく聞きます。
お腹を壊す腸炎やみぞおちが痛む胃炎、体が痒くなる皮膚炎、関節が痛む関節炎など、炎症の病気はたくさんあります。
炎症をおこしているということは、身体の中で火事がおきている状況で、
体が外敵に対抗し、その外敵をやっつけようとする防御機構です。
体の外から侵入してきた細菌などの敵に対して、血管の中を流れているリンパ球などの免疫細胞が、自分の体を守るために働いた結果として生じます。
ですので、細菌やウイルスなどが体の中に入ってくると、熱がでたり喉が腫れたりする、虫に刺されると皮膚が腫れて赤くなりかゆみが出る、花粉症は体の中に入った花粉を鼻や目から排除しようと粘膜が腫れて鼻水や涙を出すなどの炎症の症状が現れます。
捻挫などの痛みは細胞が傷つけられて炎症が起こります。
炎症反応を抑制する働きのあるアロマ
アロマには炎症反応を抑制する働きが報告されています。
ケガや打撲の炎症や組織再生に
ミルラ、ベチバー、ヘリクリサム、ウインターグリーン
細菌感染による炎症に
ラベンダー、ティートリー、ジャーマンカモミール、ローマンカモミール
ウイルス性感染による炎症に
ラベンサラ、ヒソップ、ミルラ、タイム
ちなみに細菌とは細胞を持って自分で増殖していく微生物です。
膀胱炎など大腸菌の細菌から起こる場合が多いようです。
ウイルスは人間の細胞の中でしか増殖できないノロウイルスやインフルエンザなどで風邪はほとんどが何らかのウイルスが原因です。
抗生物質は細菌は阻止するけど、ウイルスには効かないなです。
抗ウイルス作用があるアロマ
オレガノ、タイム、バジル
ウイルス性疾患の時は抗ウイルス作用と抗炎症作用のアロマを使うといいですね。
自己免疫疾患から慢性的に炎症が起こるぜんそくやアトピー性皮膚炎、アレルギー性疾患、関節リウマチなどがあります。
関節リウマチのアロマ
フランキンセンス
慢性関節リウマチの炎症が緩和する働きがあることが臨床的に証明されています。
ウインターグリーン
アスピリンと同じ働きがあり、鎮痛、鎮静、鎮痙攣作用があり、炎症性が高く、成分のサルチル酸メチルは抗リウマチ作用があります。
ペパーミント
炎症作用と炎症を起こした組織を冷まします。麻痺作用があり痛みを和らげてます。
他にもコバイバは体の外部(皮膚疾患や虫刺され)や内部の両方の炎症疾患に作用を発揮します。
青字のアロマはレインドロップで使用するものですので、炎症軽減の効果も期待できるものです。